UMAREX / GHK GLOCK G17 Gen5 MOS 製品レビュー

UMAREX / GHK GLOCK G17 Gen5 MOS 製品レビュー
UMAREX / GHK GLOCK G17 Gen5 MOS 製品レビュー
 

進化が止まらない! GHK GLOCK の基本解説とG17 Gen5 MOSの特筆ポイント

G17 Gen5 MOSは、GHKが製造するガスブロハンドガンです。ここでは、独自の機構と改良点を整理します。

G17 Gen5 MOSの要点まとめ

  • 機構:インナーハンマーを持たない、GHK独自のノッカーとブローバックエンジンです
  • 安全面:マガジンを抜いてトリガーを引くと、コッキング・インジケーターが働きます
  • ホップ調整:テイクダウンせず、付属の1.5mmヘックスレンチで行えます
  • リコイルスプリング:実銃同様のデュアル式です
  • トリガー:実銃並みに重くなり、シアスプリング交換で軽くできます
  • 外装:スライド、MOSカバー、アウターバレルはセラコート仕上げです
  • オプティクス:MOSアダプタープレートで、各社のリフレックスサイトを搭載できます
  • 注意点:ネジ規格の確認と、ハンマーレス構造ゆえの誤射対策が必要です

G17 Gen5 MOSを取り巻く状況

GHK GLOCK 衝撃のデビューから数年、3モデル目にして遂にグロックG17最新モデルのGen5 MOSがモデルアップされました。2024年はGHK以外にも、東京マルイやBATON airsoftなど複数のメーカーからGen5 MOSが登場しており、エアソフト業界として盛り上がりを見せるガスブロハンドガンとなっています。

東京マルイでは内部機構を刷新し、ハンマー式ながらスライドへの抵抗をほぼゼロとした設計が驚くべき動作性を生んでいます。BATON airsoftではGLOCK社の正式ライセンスを取得し、デフォルトでCO2仕様というアドバンテージを持っています。それぞれ特色がありキャラクターがはっきりと分かれているのも面白いポイントですが、それらの強敵に対しGHKの強みは一体何なのでしょうか。

東京マルイとBATONのGen5 MOSは、設計が大きく異なります。また、GHKも独自の機構で別の魅力を打ち出しています。そのため、好みと用途で選ぶのが基本です。

まずは、GHKグロックシリーズ共通の基本構造についておさらいしつつ、Gen5 MOSで改良が加えられたポイントについて解説していきましょう。

実銃のGen5とG17 Gen5 MOS

G17 Gen5 MOSは、実銃のGLOCK 17 Gen5をモデルにしています。実銃のGen5は、フィンガーグルーブを廃しました。さらに、フレア形状のマグウェルが加わっています。

また、実銃にはnDLC仕上げとマークスマンバレルがあります。このバレルは、ポリゴナルライフリングをやめた銃身です。ただし、エアソフトの内部機構は実銃と異なります。そのため、各社の設計の違いが動作性に表れます。

項目 実銃GLOCK Gen5の内容
グリップ フィンガーグルーブを廃止
マグウェル フレア形状で、リロードしやすい形
スライドストップ 左右どちらからも操作できるアンビ仕様
仕上げ nDLC仕上げ(ブラックナイトライドに近い質感)
バレル ポリゴナルライフリングを廃した、マークスマンバレル
マガジン フォロワーがオレンジ色で、残弾の確認に便利
MOS仕様 スライド後部にリフレックスサイトを載せられる

表のうち、フィンガーグルーブの廃止やマグウェルは、見た目にも表れます。一方、実銃の変更点が、そのままエアソフトに反映されるとは限りません。そのため、各社の仕様確認が大切です。

GHK G17 Gen5 MOS RMR weaponlight
GHK GLOCK

1枚目は、RMRとウェポンライトを載せた例です。2枚目は、標準の外観です。

GHK GLOCK の特長

GHKが製造するガスブログロックの特長については、これまでもいくつか記事をアップしてきたためご存じの方も多いかと思いますが、他メーカーとの根本的な違いについて改めて触れておきましょう。

G17 Gen5 MOSの特長は、ハンマーレス設計とリアルな外観の両立です。まず、動作を支える内部構造から見ていきます。

GHK独自のノッカーとブローバックエンジンによる動作性

GHKグロックの最も独特なポイントはインナーハンマーが存在しないということです。

ハンマーレスは、GHKグロックの核心です。そのため、以降の解説もこの構造が前提になります。また、Gen3や他のGHKグロックにも共通する考え方です。

従来のガスブロハンドガンでは、例えモデルベースの実銃がストライカー方式だったとしても内部にはインナーハンマーがあり、ノッカーを介して一定の強度で放出バルブを叩くよう設計されています。スライドの後方にはハンマーのスペースを空ける必要があるためシリンダー容量は限られ、またスライドが後退する度にハンマーを起こすのでブローバックにパワーを要することになります。特に、海外製品では海外のガス圧に適応したハンマースプリングが採用されているケースが多く、日本のリキッドチャージガスでは動作が渋くなる傾向にあります。

G17 Gen5 MOSのハンマーレス機構は、この弱点を避ける発想です。ハンマーを起こさなければ、ブローバックに必要な力は小さくなります。一方、ノッカーの動きはトリガーに依存します。

GHK GLOCK ハンマーブロック

従来型では、スライド後方にハンマーの空間が必要です。この空間が不要になるため、GHKはシリンダー容量を確保できます。

ハンマーを介さないトリガー機構

それに対しGHKの設計では、トリガーの動きをハンマーを介さず直接ノッカーに伝え、スライドのブローバックでディスコネクタを押し込みトリガーリセットをしています。ブローバックでハンマーを起こす必要がないためスライドの動きは非常にスムーズです。

トリガーは、ノッカーに直接つながります。そのため、引き方がそのまま動作に表れます。さらに、引き終わりの動きも重要です。

一見すると、トリガーの引き方でガスの放出量が変わり初速がブレるのでは?とも思えますが、GHKでは疑似シアによりトリガーを引く際のパワーとスピードが一定以上になるようコントロールされているため初速は非常に安定しています。

疑似シアは、ノッカーを動かす力とスピードを一定以上に保つ仕組みです。そのため、ハンマーレスでも初速のバラつきを抑えられます。

ただし、トリガーを引く速さには注意が必要です。ゆっくり絞ると、BB弾が出ないことがあります。

シリンダー容量と耐久性

また、インナーハンマーがないためシリンダー容量がスライド後端ギリギリまで使い切れるのも大きなポイント。ノズルのサイズはガスブロライフル並みの大きさとなり、ブローバックの強さと安定度は言わずもがな。スライドに掛かる抵抗が少ないことと併せ、抜群の燃費とガス残量ギリギリまで撃ち切れる性能、更にはキレのあるリコイルをも射手に提供します。

ライフル系のガスブロと同じようにノズル側がピストンを兼ねているため、スライドに直接切削成形するかたちでシリンダーを設けており強度も充分。従来ガスブロハンドガンのノズルに設けられた薄いシリンダーとは、段違いの耐久性を持っています。

ガスブロは、気温の影響を受けやすい銃です。そのため、G17 Gen5 MOSでも、冬場はマガジンの温度管理が効きます。

また、ガスの残量が減ると、ブローバックは弱まります。ガスを使い切る前に、マガジンの状態を確認しましょう。

燃費の良さは、ゲームでの使いやすさに直結します。そのため、マガジン交換の回数を減らせます。また、ガス切れの不安も和らぎます。

GHK GLOCK ブローバックエンジン

G17 Gen5 MOSは、ノズルがピストンを兼ねる構造です。そのため、スライドに直接シリンダーを設けられます。

ハンマーレスの注意点とコッキング・インジケーター

ただしハンマーレスであることのデメリットとして、トリガーが前進した状態だとコッキング(スライド操作)なしでもトリガーを引いてノッカーが前進してしまうため、マガジンが挿入されていれば撃ててしまうという「リアルではない」要素が避けられません。ここは、不意に誤射などしないよう運用面でも注意して頂きたいポイントです。

しかし、実銃と同じようにトリガーのコッキング・インジケーター機能が搭載されているため、マガジンを抜いてトリガーを引けば後退位置で止まるようになっています。スライド操作をしない限り再度トリガーを引くことはできないため実質的なセーフモードとなります。安全管理の面からも、保管時やセーフティーエリアに持ち込む前はマガジンなしでトリガーを引いておき、コッキング・インジケーターを活用するようにしてください。

まず、マガジンを抜いた状態でトリガーを引きます。次に、スライドが後退位置で止まったことを確認してください。

なお、この操作はセーフティーエリアに入る前の習慣にできます。G17 Gen5 MOSを持ち運ぶ際は、必ず銃口の向きにも気を配りましょう。

GHK GLOCK コッキングインジケーター

コッキング・インジケーターは、実銃と同じ発想の機能です。そのため、実銃の操作に慣れた方にも扱いやすい仕組みです。

 

リアルさへのこだわり

GHK GLOCK シリーズを選ぶもう1つのメリットとして、エアソフトガンとして問題のない範疇で実際の構造に寄せられる部分は徹底的にこだわってデザインしている点が挙げられます。

GHKは、実銃に寄せる姿勢を貫いています。そのため、細部の造形に注目して選ぶ方もいます。

まずはポリマーフレーム。

GHK G17 Gen5 MOSは、ポリマーフレームの質感にも注力しています。

G17 Gen5 MOSのフレーム形状

フロント及びリアのレールはインサート成型されており取り外し可能な別パーツとはなっていません。トリガーやチャンバー固定の基部となるトリガーロケーターやシリアルナンバープレートも可能な限り実物形状をコピーしており、またそれらのパーツ周囲のサポート形状もかなり忠実に再現されています。

G17 Gen5 MOSのフレームは、細部の形状が実物に近い造りです。そのため、手にしたときの印象が実銃に近づきます。

さらに、サポート形状まで忠実に再現されています。そのため、実銃を知る方ほど違いに気付きやすい部分です。

GHKグロック フレーム

フロントとリアのレールは、インサート成型です。そのため、取り外せる別パーツではありません。

G17 Gen5 MOSのアイアンサイト調整

アイアンサイトにも大きなこだわりが見られます。リアサイトはスライドのダブテールスリットにはめ込まれており左右の調整が可能。ただし、リコイルでずれたり外れたりしないようスプリングプレートで強固に取り付けられています。特にGen5 MOSでは固さが際立っているため、調整、取り外しにはピンポンチで横方向に叩くかサイトインストールツール等を使う必要がありそうです。

リアサイトが内部パーツと連結されず独立している点は、本来ハンドガンとして当たり前に欲しい機能であるサイトの左右調整が行えるという点で大きなメリットと言えます。

G17 Gen5 MOSは、リアサイトが独立しているため、左右の調整が可能です。まず、ゼロインしたい距離を決めましょう。

次に、少しずつサイトを動かして着弾を見ます。なお、固いサイトの調整には、専用のサイトインストールツールが役立ちます。

GHKグロック サイト

リアサイトは、スライドのダブテールに固定されています。そのため、左右にだけ動かせる構造です。

マガジンと刻印のこだわり

リアルさという観点ではマガジンも忘れてはいけません。GHK GLOCK のマガジンはBB弾の装弾部がスリットではなく、長物のガスブロマガジンの様に前面を完全にふさいでいます。そのため、マガジンポーチに挿した際の雰囲気も抜群。注入バルブを隠ししてくれるフロアプレートにはもちろんGLOCKの刻印が入っています。

その刻印についてはUMAREXによりGLOCK社の正式ライセンスが供与されており、堂々とGLOCKを名乗ることが許された製品となっています。

ライセンス刻印は、コレクションとしての価値にも関わります。そのため、購入時は刻印の有無も確認しましょう。

G17 Gen5 MOSのスペアマガジン

※TTIコンバットマスターについてはEMGによりTTI正式ライセンスを取得。

また、ガスブロ用のマガジンは、予備があると運用が楽になります。ガスの充填とBB弾の装填を、別のマガジンで進められるためです。

GHK GLOCK G17 Gen5 スペアマガジン はコチラ!

GHK GLOCK Gen5マガジン

フロアプレートには、GLOCKの刻印が入っています。さらに、注入バルブを隠す造りです。

これら細部にまでこだわった造形は、コレクターアイテムとしても納得の完成度と言えます。GHKが製品に注ぐ情熱に対し、誉め言葉として「常軌を逸している」と言っておきましょう。

G17 Gen5 MOSは、外観だけでなく、操作性も磨かれています。続いて、改良点を見ていきます。

GHK GLOCK G17 Gen5 MOSの改良点

G17 Gen5 MOSの改良点一覧

GHK G17 Gen5 MOSは、トリガーやリコイルエンジンなど根本的な構造はGen3やコンバットマスターと同じですが、もちろんブラッシュアップもされています。ここからは、G17 Gen5 MOSで新たに加えられた改良点についてご紹介します。

Gen3からの主な変更点を、先に表で確認しましょう。詳しい内容は、各項目の見出しで解説します。

項目 Gen3・コンバットマスター G17 Gen5 MOS
ホップ調整 ダイヤル式。テイクダウンが必要 テイクダウン不要。ヘックスレンチで調整
テイクダウンレバー 操作しづらい 飛び出し量が増え、引き下げやすい
リコイルスプリング 単一スプリング デュアル式(実銃同様)
トリガープル 軽め 実銃並みに重い
外装仕上げ アルマイト(Gen3) セラコート(スライド、MOSカバー、アウターバレル)
光学機器 — MOSアダプタープレートで搭載可能

なお、表の内容は、この記事の本文に基づいています。

新型チャンバー

Gen3やコンバットマスターではホップアップ調整がダイヤル式となっていますが、少々難のある設計でした。というのも、ホップアップダイヤルへアクセスするにはテイクダウンを行いチャンバーを取り出す必要があり、ゼロインの際には弾道を見てはフィールドストリップを繰り返すというかなり面倒くさい仕様だったのです。

Gen5 MOSではチャンバーの設計が刷新されており、テイクダウンしなくてもホップ調整が行えるようになっています。スライドストップを掛けた状態で、付属の1.5mmヘックスレンチをチャンバーの右上に差して回すことでホップ調整が可能です。

この仕組みは、ゼロインの作業を大きく変えました。以前は、調整のたびにテイクダウンが必要だったためです。

ただし、スライドストップを掛けた状態での作業が前提です。安全のため、マガジンを抜いて行いましょう。

G17 Gen5 チャンバー

調整は、チャンバーの右上に付属のレンチを差して行います。そのため、現場での微調整にも向きます。

G17 Gen5 MOSのホップパッキン

ホップアームはやや複雑な仕組みですが、従来より水平にパッキンを押し込めるようなコンセプトで設計されています。インナーバレルやホップパッキンにも変更があり、パッキンでより気密を取りやすいようローディング部の延長と内径の絞りが見られます。長掛けホップになっているのはGen3と共通です。

G17 Gen5 MOSのパッキンは、気密を取りやすい形状に変更されています。そのため、安定した弾道を狙いやすくなります。

GHK GLOCK チャンバー

GHKグロック チャンバーパッキン

パッキンのローディング部は、延長されています。さらに、内径も絞られています。

 

テイクダウンレバー

Gen3では非常に操作しづらかったテイクダウンレバーは、Gen5ではフレームからの飛び出し量が拡大され簡単に引き下げられるようになりました。また、レバーを押し上げる仕組みも実銃の進化と同じように板バネからコイルスプリングに変更され、軽い力でスライドの取り外しが可能になりました。細かい変更ではありますが、これもまたリアルさへのこだわりが見られるポイントの1つです。

G17 Gen5 MOSでは、分解のしやすさも向上しました。また、この変更は、実銃の進化に沿ったものです。

GHKグロック テイクダウンレバー

Gen5では、レバーの飛び出し量が拡大されています。そのため、指を掛けて引き下げやすくなりました。

 

リコイルスプリング

リコイルスプリングは、こちらも実銃同様デュアル式に進化。ブローバック初期で柔らかめの外側スプリングが縮み始め、勢いのついた後半に固めの内側スプリングでクッション性を持たせる設計となっています。

外側が柔らかく内側が硬いため、スライドの動きに段階的なクッションが生まれます。さらに、この設計は動作の安定にも寄与します。

少々硬めに感じますがこれでも日本仕様となります。スライドの動作が非常にスムーズであるため、気温が18℃以上であれば充分なブローバック量と力強いスライドリターンを実現します。連射後のスライドストップさえ気にしなければ、15℃でも射撃自体は可能。

気温が低い季節は、ガスの気化が落ちます。そのため、マガジンを体温などで温めてから使う方法が一般的です。ただし、熱湯や直火での加温は危険なので避けてください。

海外製ガスブロハンドガンとしては比類なき動作性能が魅力です。

GHK GLOCK リコイルスプリング

デュアル式は、外側と内側の二重のスプリングで構成されます。そのため、実銃と同じ考え方の構造です。

 

重くなったトリガープル

疑似的にシアが落ちる感覚を体感できるGHKならではのトリガーフィーリングですが、Gen5では更に重みをプラスして実銃並みのトリガープルを再現しています。

G17 Gen5 MOSのトリガーは、重さが大きな特徴です。一方で、この重さは実銃の感触に近い仕様です。

ゲームユースに耐えうるギリギリまで強められているため、ノッカーの動きがトリガーと直結しているGHK仕様ではよりしっかりとしたトリガー操作が求められることにはなりますが、射撃時の感覚はよりリアルさが増しています。

ゲームユースに耐える強さまで高められています。そのため、慣れるまでは練習が必要です。また、空撃ちでの確認も有効です。

固いトリガーと調整のしやすさ

ただし、中途半端なトリガー操作をすると正常な動作を妨げることもあり、固いトリガーに一長一短があるのも事実。しかし簡単に調整できるポイントではあるため、既に以前の記事でも取り上げた通りシアスプリングの交換でGen3と同じフィーリングまで軽くすることも可能です。

またセカンドロットからはシアスプリングが若干柔らかめなものに変更されています。Gen3ほど軽くはないものの、トリガー操作ミスでガス漏れを起こすことも抑えられ、バランスが改善されています。

なお、ロットによってシアスプリングの強さが異なります。そのため、購入したロットの確認も大切です。

ロットによる違いと注意点

ファーストロットでも、使用を重ねていったりコッキングインジケーターを常時活用すれば、純正シアスプリングがある程度ヘタって撃ちやすくなることも考えられます。しかしゲームユースを優先させるならば早々に軽いスプリングに交換してしまうのが得策かもしれません。ともあれ、調整の余地が残されていることは非常にありがたい仕様です。

G17 Gen5 MOSのトリガー操作のコツ

尚、先述の通りノッカーの動きはトリガープルのスピードが影響するため、トリガーを素早く引き切らないとBB弾を発射できなかったりブローバックが中途半端になる場合があります。シアスプリングを弱くすることでトリガーは操作はしやすくなりますが、ジリジリと絞っていくような引き方がNGであるのは同様ですのでご注意ください。

G17 Gen5 MOSでは、トリガーを素早く引き切ることが基本です。ジリジリと絞る引き方は、動作不良の原因になります。

まず、素早く引く感覚を空撃ちで覚えましょう。次に、実射で着弾を確かめると上達が早まります。

ファーストロットを使う場合は、まず純正のまま試しましょう。次に、動作に不満が出たらシアスプリングを検討します。そのため、最初から交換を前提にする必要はありません。

シアスプリングの交換サービスについては、上のリンクからご確認ください。

シアスプリング交換

シアスプリングを交換すれば、トリガーの軽さを調整できます。そのため、好みに合わせた運用が可能です。

 

セラコート

G17 Gen5 MOSではスライド、MOSカバー、アウターバレルがセラコートによって仕上げられています。スライド表面の細かいセラミック粒子が程よい光の反射を生みつつ、セレーション周りのエッジの立ち方や溝内の塗膜の粗さ、オイルの乗り方で変わる質感などが魅力です。

セラコートは、セラミックを主成分とするコーティングです。薄い皮膜で、耐熱性や耐摩耗性に優れます。

また、金属から樹脂まで、幅広い素材に施工できます。そのため、G17 Gen5 MOSのスライドにも適しています。

GHKグロック コーティング比較
👆比較のため2本並べて同時に撮影。画像クリック/タップで拡大してご覧いただけます。

2本を並べて撮影しているため、仕上げの違いを比べられます。なお、光の当たり方で見え方は変わります。

G17 Gen5 MOSのセラコートの強みと弱点

セラコートは摩擦係数の低いコーティングであるため、ティルトバレルの動きを再現したアウターバレルと相性が良いです。見た目だけでなく動作面においても効果は絶大です。

G17 Gen5 MOSのセラコートは、外観と動作の両面で効果があります。ただし、使用に伴う変化は避けられません。

低い摩擦係数は、バレルの動きにも有利です。そのため、動作面の効果も期待できます。

セラコートの弱点としては、角の立っている部分やパーツ同士が触れる部分はどうしても塗膜が欠けたり薄くなってしまいます。ホルスターの抜き差し程度では影響はないものの、パーツ同士が擦れるチャンバー上面やスライドとバレルの接触面は徐々に地が出てきてしまいます。エイジング感覚で使用感が出てくると思えばそれもセラコートの味と言える部分ではありますが、気になる方は定期的にマット系の塗料でタッチアップをしましょう。

タッチアップには、艶消しの塗料が向いています。まず、汚れや油分を落としてから塗りましょう。

GHK G17 Gen3 Alumite

Gen3は、アルマイト仕上げです。一方、Gen5はセラコートで、質感が異なります。

GHKグロック Gen5 セラコート

セラコートは、セレーション周りのエッジの立ち方にも表れます。そのため、細部の質感を楽しめます。

 

GHK GLOCK だからこそ実装しやすいオプティクスレディ

GHKグロックはスライドにシリンダーが設けられているため、ガスブロハンドガンでは一般的なブリーチが存在しません。シリンダー容量は全長で充分に稼げているため、スライド後端のスペースに余裕があるのはGHKならではのアドバンテージとなり、オプティクスレディがあるG17 Gen5 MOSではこれが大きなメリットに繋がっています。GHKのMOSカバーは実銃と同じ位置でビス留めされています。

G17 Gen5 MOSは、シリンダーの位置の都合でスライド後端に余裕があります。そのため、MOSカバーを実銃と同じ位置で固定できます。

また、GHKグロックはブローバックがスムーズなため、リフレックスサイトを搭載して多少スライド重量が増加したところで動作にはほとんど影響しません。

さらに、スライド重量が増えても動作が安定します。ただし、取り付けるサイトの重量には注意しましょう。

GHK MOSプレート

GHKのMOSカバーは、実銃と同じ位置でビス留めされています。そのため、プレートの交換が可能です。

G17 Gen5 MOSのプレートの選び方

GHKでは本体と共にMOSアダプタープレートもオプションとしてリリースしています。流石に実銃とは仕様が異なるものの、激しいリコイルでマウントが飛ばないようスライドには10mmに及ぶ深いネジ穴が設けられており、強固にプレートを固定できます。プレートは4種類セットで、Trijicon RMR、Vortex、Holosun、NOBLEX(旧Docter)、EOTech、Leupold、C-Moreなどなど有名どころの各種リフレックスサイトに対応。

G17 Gen5 MOSに載せるサイトは、取付位置を考えて選びます。まず、サイトのフットプリントを確認しましょう。

次に、アダプタープレートの種類を確認します。対応表は、プレートのパッケージにも記載されています。

GHKグロック オプティクスマウント

複数のプレートが用意されているため、各社のサイトに対応できます。ただし、実銃とは仕様が異なります。

G17 Gen5 MOSのネジ規格と取り付け

これらは全て実対応となっており、取付ネジも実物光学機器と同規格のネジを使う必要があります。光学メーカーによってはインチネジが必要な場合もあるため、レプリカのドットサイトを搭載する場合はフットプリントが合っているかの確認と共に、ネジも規格の合うものを別途用意する必要があります。ネジ規格をバッチリ合わせ、ロックタイト塗布など適切な取付を行っていれば、GHKグロックのリコイルでも緩む心配なくオプティクスの使用が可能です。

ネジの緩みは、ロックタイトなどのネジ止め剤で防げます。ただし、塗りすぎると外せなくなるため、少量にとどめましょう。

また、ネジ長が合わないと、スライド内部を傷める恐れがあります。必ず、規格に合うネジを使ってください。

ネジ規格の確認方法

適応するネジ規格についてはサイトアダプタープレートのパッケージに記載されております。

ネジ規格の確認は、取り付け前の最重要項目です。そのため、パッケージの記載を先に読みましょう。

GHK グロック用 MOS サイトアダプタープレート 4枚セット はコチラ!

アダプタープレートは、サイトの種類ごとに対応が決まっています。そのため、購入前にサイトの型番を確認してください。

GHKグロック RMR搭載

RMRを搭載すると、G17 Gen5 MOSは実銃らしい姿になります。さらに、照準の自由度も広がります。

GHK アダプタープレート

プレートは、4種類のセットです。そのため、サイトに合わせて選べます。

RMRタイプのドットサイトと組み合わせ

さらに2025年1月には、GHK G17 Gen5 MOSにぴったりなRMRタイプ ドットサイトがDMAGから登場しています!筆者の感覚では、RMRレプリカ史上最も完成度が高く、性能的にも優れたオープンリフレックスサイトです。GHK GLOCKに搭載するのにベストチョイスと太鼓判を押しましょう!

DMAGのRMRタイプは、この銃にぴったりな選択肢です。そのため、迷ったときの候補になります。ただし、ネジの確認は欠かせません。

ドットサイト付属のネジはM3.5という変わった規格でMOSアダプタープレートにも使えません。ORGAではMOSアダプタープレートに使用できる実規格のインチネジのご用意がありますので、ご入用の方はご注文時にお申し付けください。

なお、ネジの規格は、サイトごとに異なる場合があります。ご不明な点は、ご注文時にご相談ください。

DMAG Trijicon RMR タイプ レッドドットサイト M103
DMAR M103 RMRレプリカ

DMAGのRMRタイプは、2025年1月に登場しました。そのため、比較的新しい選択肢です。

 

G17 Gen5 MOSの購入前チェック

  • 使用環境:気温18℃以上が、充分なブローバックの目安です
  • サイト:ネジ規格とフットプリントを確認します
  • トリガー:重さが気になる場合は、シアスプリング交換を検討します
  • 運用:マガジンを抜いてトリガーを引く習慣を付けます
  • 予備:スペアマガジンがあると、ゲームでも練習でも便利です

G17 Gen5 MOSは、特長が多い分、確認点も多い銃です。ただし、どれも事前に分かる項目です。まず、使い方を想像してから選びましょう。

G17 Gen5 MOSの総評

ざっと紹介したいことだけをまとめても、これだけの記事ボリュームになってしまいましたが、GHK G17 Gen5 MOS ガスブローバックは、長年 最高のサイドアームを求めていた筆者としては完璧に近いガスブロハンドガンであり、その魅力をまだまだ伝えきれぬ歯がゆささえあります。これは、実際に手に取っていただかなければ判らないことも多分にあるためでしょう。

Gen3との差で言うと、トリガープルの強化などはユーザビリティに影響を及ぼすため、広いユーザー層に受け入れられるか不安もありましたがそんな心配はどこ吹く風。リアルさを追求したバージョンアップは、多くのグロックファンにとって好意的に捉えられたようで、何ならシアスプリングも寧ろそのままが良い、という変態さんが多いです。(←これ、誉めています)

G17 Gen5 MOSは、完成度の高さが評価されています。そのため、Gen3からの乗り換えを検討する人もいます。

 

ロットと日本代理店のサポート

GHK G17 Gen5 MOS は現在、日本仕様も3次ロットとなりましたが、2次ロット以降大きなマイナーチェンジもないことがベースの設計の良さを物語っています。日本代理店では日本ユーザーが扱いやすい様注入バルブをタニコバ製にしたり独自の検品基準やアフターサービスを設けるなど、安心できるポイントが多いのもグッド!

これまでのガスブロハンドガンの常識を打ち破ったGHK GLOCK。その完成度の高さを是非ご体感していただければと思います。

G17 Gen5 MOSの魅力は、実際に触れてこそ伝わります。

ここからは、よくある質問をまとめます。購入前の疑問にお答えします。

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G17 Gen5 MOSに関するよくある質問(Q&A)

Q. G17 Gen5 MOSとは、どんなモデルですか?

GHKが製造するガスブロハンドガンです。UMAREXにより、GLOCK社の正式ライセンスが供与されています。ただし、内部機構はGHK独自です。そのため、他社製とは構造が大きく異なります。さらに、実銃と同じく分解して整備できます。

Q. 他社のGLOCKと何が違いますか?

最大の違いは、インナーハンマーがないことです。そのため、スライドの動きが非常に軽くなります。また、シリンダー容量も大きく取れます。さらに、ガス残量ギリギリまで撃ち切れます。

Q. ホップ調整は、どうやって行いますか?

スライドストップを掛けた状態で、付属の1.5mmヘックスレンチを使います。チャンバーの右上に差して回すだけです。つまり、テイクダウンは不要です。さらに、ゼロインの作業時間も短くなります。

Q. 冬でも使えますか?

気温が18℃以上であれば、充分なブローバックが得られます。連射後のスライドストップを気にしなければ、15℃でも射撃は可能です。ただし、気温が低いほど性能は落ちます。そのため、冬場はマガジンを温めて使うのが一般的です。

Q. トリガーが重いと感じたら、どうすればよいですか?

シアスプリングの交換で、Gen3に近い感触まで軽くできます。また、セカンドロット以降は、やや柔らかいスプリングが採用されています。一方、純正のままが好みという方もいます。なお、ORGAでは交換サービスも用意しています。そのため、自分で分解したくない方も安心です。

Q. ドットサイトは、どれが付きますか?

4種類のMOSアダプタープレートで、有名な各種リフレックスサイトに対応します。例えば、Trijicon RMRやHolosunが挙げられます。ただし、ネジ規格の確認は必須です。さらに、フットプリントが合うかも確認しましょう。

Q. 誤射を防ぐには、どうすればよいですか?

ハンマーレスのため、マガジンが入っていれば撃てる状態になり得ます。そこで、保管時や移動前はマガジンを抜いてください。その状態でトリガーを引き、インジケーターを働かせます。

Q. セラコートは、剥がれやすいですか?

角やパーツ同士が擦れる部分は、徐々に地が出てきます。一方、ホルスターの抜き差し程度では影響はありません。気になる場合は、艶消し塗料でタッチアップしましょう。また、使用感をエイジングとして楽しむ方もいます。

Q. スペアマガジンは、別に買えますか?

はい、ORGAで取り扱っています。また、G17 Gen5用のスペアマガジンは、商品ページから購入できます。さらに、運用を楽にするため、予備があると便利です。なお、刻印入りのフロアプレートも魅力です。

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